初めてのワインバーやレストランを探す時、「どんなワインがあるか」と同じように、「どんな人が選び、どんなふうに提案してくれるか」も気になるものです。日本ソムリエ図鑑は、その人の経歴、得意分野、仕事への想いを知り、会えるお店へ進むためのプロフィールサービスです。この記事では、図鑑の紹介コンセプトを丁寧にひもとき、お客様としての楽しみ方と、ワインの現場で働く方の掲載方法を整理します。機能・料金・公開条件は2026年10月16日に公開サイトで確認した内容です。
日本ソムリエ図鑑のコンセプト:「会いたいソムリエに、出会う。」
日本ソムリエ図鑑のトップページには、「会いたいソムリエに、出会う。」という言葉が掲げられています。その下にあるのは、「人柄や得意分野を知り、今会えるお店へ。」という案内です。ソムリエ個人を知ることが、訪ねてみたいお店を見つける入口になります。
同じ産地のワインが好きでも、伝え方、料理との組み合わせ、接客で大切にしていることは人によって違います。プロフィールを通して、その人が重ねてきた経験や、ワインに向き合う姿勢に触れられることが、この図鑑の中心にあります。
公式サイトで示されている楽しみ方は、「探す → 人を知る → 会えるお店へ」の順序です。地域や興味から探し、本人の言葉を読み、勤務先の情報を確認する。この流れを、ひとつのサービスの中でたどれます。
この記事では、このコンセプトを「人を知ってから、お店へ行く理由が生まれる」と捉えて紹介します。以下の利用例や文章例は、その考え方を具体化した説明用の作例です。
人を知ることで、ワインとお店の選び方が広がる
店名や場所だけでは、そこで働く人のことまで分からない場合があります。プロフィールや本人からのメッセージがあれば、「日本ワインの話を聞いてみたい」「料理との合わせ方を相談してみたい」など、訪問のきっかけを自分の興味から考えられます。
ワインに詳しい方は、得意分野や経歴を手がかりに、さらに知りたいテーマを見つけられます。これからワインを楽しみたい方は、メッセージの言葉遣いや接客への考え方を読み、話しかける時のきっかけにできます。読み手が事前にその人のことを少し知ることで、初めてのお店で伝えたい希望も整理しやすくなります。
たとえば「最近、日本ワインに興味があります」「料理に合わせて少しずつ楽しみたい」といった希望です。掲載内容と自分の関心が重なるところを見つけ、実際の来店時に会話を始める材料にしてください。
掲載の役割は、自分やお店を知ってもらう情報の入口を用意することです。プロフィールを読んだ方が、次に勤務先の案内を確認できるよう、伝える内容とリンク先を整えます。
プロフィールで分かること:人柄・経歴・資格・現在の勤務先
公開プロフィールでは、その人の紹介から勤務先の案内までを確認できます。入力内容によって、表示される項目は異なります。現在公開されている画面で確認できた主な内容は、次のとおりです。
| 項目 | 読み取れること | 確認のポイント |
|---|---|---|
| 氏名・地域・役職・写真 | どんな人が、どの地域で働いているか | 自分が訪ねたい地域やお店との接点を見る |
| プロフィール | 経験、得意分野、仕事への考え方 | 興味のある分野や相談したいことと重ねる |
| 本人からのメッセージ | お客様へ伝えたいこと、その人の言葉 | 会って話してみたい理由を見つける |
| これまでに働いた飲食店 | 経験を重ねてきた場所 | 過去の勤務先と現在の勤務先を分けて読む |
| 保有資格 | 本人が申告した資格の名称 | 自己申告の情報として、プロフィールと一緒に読む |
| 会えるお店 | 現在の勤務先、公開された住所・電話番号、店舗へのリンク | 最新の営業情報や来店方法は店舗側で確認する |
資格欄にはJSA、WSETなどの資格が表示され、検索にも利用できます。資格情報は現在、掲載者本人の自己申告として扱われています。資格団体によるサービスの認定・推薦や、運営による保有資格の保証を示すものではありません。資格名とともに、その人が何を伝えようとしているかまで読んでみてください。
お客様の使い方:気になる条件から、会えるお店まで進む
地域や関心のある言葉を入れる
公式サイトの「ソムリエを探す」で、名前、店舗名、地域、得意分野を手がかりに検索できます。会いたい人が決まっていなければ、行きたい地域や「日本ワイン」など、自分の興味から始めてみます。該当する公開プロフィールがある場合に結果が表示されます。
必要に応じて資格を選ぶ
特定の資格を手がかりに探したい時は、「保有資格」の選択欄を使います。条件を絞って見つからなければ、資格の指定を外したり、キーワードを短くしたりして探し直せます。
プロフィールとメッセージを読む
検索結果から詳細へ進み、経験や得意分野、本人のメッセージを確認します。自分の好みと重なる点だけでなく、新しく知ってみたい分野に目を向けるのも楽しみ方のひとつです。
「会えるお店」の情報を確認する
詳細ページの店舗情報から、掲載されている公式サイトなどへ進みます。営業日、予約方法、料金、その人の在店予定は、店舗の最新案内や問い合わせ先で確認してください。
図鑑は、飲食店の予約や決済を受け付けるサービスではありません。プロフィールに勤務先が掲載されていても、来店日の在店や席の確保が確定するわけではないため、訪問の前に店舗への確認を挟むと安心です。
掲載する方にとっての役割:仕事と想いを、一つのページにまとめる
掲載登録のページでは、「あなたの仕事と想いを、一つのページに。」と案内されています。自分の経歴、資格、得意分野、現在働くお店をまとめ、相手に読んでもらえるプロフィールを持つことができます。
接客中に自分のことを詳しく話す機会が少なくても、ページには仕事で大切にしていることを自分の言葉で書けます。お客様へ紹介する時、名刺やSNSのプロフィールから案内する時も、公開されたプロフィールURLを使う方法が考えられます。紹介する相手に合わせて、そのページを案内するひと言も用意すると使いやすくなります。
書く内容は、華やかな実績に限りません。「好みを聞いてから提案する」「料理と一緒に楽しめる一杯を考える」など、日々の仕事で実際に大切にしていることも、その人を知る材料になります。読み手が来店を思い浮かべられるよう、具体的な言葉にするのがポイントです。
勤務先が変わったり、役職や得意分野の紹介を見直したくなったりした時には、自分でプロフィールを更新できます。今の仕事に合わせて内容を整えることが、図鑑を使い続ける上で大切になります。
小さなお店の経営者は、働く人の紹介をどう活かせるか
ワインバーや小規模レストランでは、誰が接客し、何を大切にしているかが、お店を知る手がかりになります。店舗の公式案内と、本人のプロフィールを行き来できるようにすると、店名やメニューに加えて、人のことも伝えられます。
たとえば本人が公開したプロフィールへのリンクを、お店のスタッフ紹介やSNSに添える使い方があります。紹介文には「どんなワインが好きか」「接客で何を大切にしているかを紹介しています」と用途を短く書くと、読み手が開く理由を持てます。掲載する本人と、勤務先情報の公開範囲を先に確認してください。
現在の利用条件では、ワインの現場で働く本人が登録します。店側は、公開してよい店舗名・住所・電話番号・リンク先を確認するなど、正確な紹介を支える立場で使えます。
異動・退職があった時には、本人のプロフィールと店舗側の紹介をそれぞれ見直します。情報を増やす前に、今いる場所へ正しく案内できているかを確認すると、少ない人手でも管理しやすくなります。
掲載できる人と料金:資格の有無を問わず、本人が登録する
2026年10月16日に確認した登録画面と利用規約では、掲載の対象は現在ワインの現場で働いているご本人です。資格を持っていることは必須条件ではありません。資格の有無にかかわらず、現在の仕事や経験を正確に紹介することが前提です。
現在、閲覧・アカウント登録・プロフィール掲載は無料と案内されています。将来、有料機能を提供する場合は、対象や料金などを事前に案内し、申し込み・同意なく課金しないことが規約に記載されています。利用時点の条件は、公式の利用規約で確認してください。
掲載を希望する本人がプロフィールを作り、初回の公開申請を行います。資格を記載する場合は、実際に持つ資格の名称・区分・有効性を確認して選びます。
登録から公開まで:アカウント、メール確認、作成、初回承認
登録前に、規約と公開項目を確認する
「掲載登録」の画面で、利用規約、プライバシーポリシー、掲載ガイドラインを読みます。本名と勤務先が公開項目であることや、案内メールの説明を確認してから進めてください。
本人が使えるメールアドレスでアカウントを作る
メールアドレスとパスワードを入力し、同意事項を確認して確認メールを送信します。登録した本人がメールを確認して、次の手順へ進みます。
プロフィールを作成し、公開を申請する
氏名、勤務先、経歴、自己紹介、メッセージなどを、自分の情報として正確に入力します。写真や店舗情報の公開可否を確かめ、内容を見直して公開を申請します。
運営の初回承認後に公開される
初回は運営の承認を経て公開され、登録メールアドレスへ承認のお知らせを送る案内になっています。申請後は承認の連絡を待ち、公開されたページの表示を確認してください。
登録画面には、運営事務局から転職・求人情報、サービス・商品などの案内メールを送る場合がある旨も表示されています。案内メールはメール内のリンクから停止でき、停止後も図鑑を利用できると案内されています。受信の条件も含め、登録前に表示内容を確認してください。
伝わるプロフィールの書き方:事実、得意分野、接客の姿勢を分ける
書き始める時は、長い経歴を一度に文章にするより、次の順序で材料を整理すると進めやすくなります。資格や勤務歴は事実として、得意分野や接客の考え方は自分の言葉として書き分けます。
- 現在:どこで、どんな役割で働いているか。
- 経験:これまでに何を経験してきたか。
- 得意分野:どんな産地、スタイル、料理との組み合わせなどを伝えたいか。
- 姿勢:お客様との時間で、実際に何を大切にしているか。
- ひと言:初めて来る方に、どんな希望を伝えてもらいたいか。
自己紹介の組み立て例
[地域]の[店舗名]で[役割]として働いています。
[実際の勤務経験や学んできたこと]を経て、現在は[実際に取り組んでいること]を大切にしています。
[得意分野・関心のある分野]について、お客様の[好み・食事・過ごし方など]に合わせてお話しできればと思っています。
お客様へのメッセージ例
[軽い一杯を楽しみたい/料理に合わせたい等、実際に対応している希望]があれば、お気軽にお聞かせください。ご来店前の営業情報・ご予約は、勤務先の案内をご確認ください。
これらは書き方の作例です。自分に当てはまる部分だけを使い、経験していない勤務歴や成果、対応できないサービスは加えないでください。読み手が「この人に何を相談できそうか」を想像できることを目指します。
公開後も使い続けるために:更新と公開範囲を確認する
初回承認後、公開中のプロフィールを保存すると、編集内容は再承認なしで反映されます。勤務先、経歴、資格、リンク先を見直してから保存してください。非公開中のプロフィールは、編集だけで公開されるものではありません。掲載を休む時は編集画面で非公開にでき、削除の相談先は公式のお問い合わせ窓口です。
公開プロフィールは誰でも閲覧でき、検索エンジンに表示される場合があります。勤務先の公開済み連絡先と、自宅住所・私用の連絡先を取り違えないようにし、同僚やお客様の個人情報、勤務先の非公開情報を載せないことが大切です。
写真には、自分が使用・公開する権利を持つものを使います。写真は公開URLで保存されるため、承認前やプロフィールの非公開後も、画像URLから見られる場合があると案内されています。非公開への変更だけで写真まで完全に見えなくなると考えず、削除を希望する場合は運営へ相談してください。詳しくは写真・プロフィールの公開範囲を確認できます。
店舗情報の公式サイトからの自動入力は入力を助ける機能として案内されています。候補の店舗名・住所・電話番号は本人が確認します。食べログ・一休は店舗ページへの外部リンクとして扱われるため、各サイトの最新情報を見に行く使い方になります。
掲載前に確認したいチェックリスト
- 現在ワインの現場で働く本人として登録する
- 本名と現在の勤務先を公開することを確認した
- 勤務歴、役職、資格は事実に合い、過去と現在が区別できる
- 勤務先の掲載に必要な確認・許可を済ませた
- 写真の使用権と、ほかの人が写る場合の同意を確認した
- 自宅・私用連絡先・顧客情報・店舗の非公開情報を載せていない
- 自己紹介は自分の言葉で、実際の仕事や得意分野を伝えている
- 初回承認、公開後の保存、写真の公開範囲を理解した
- 登録時の規約、案内メール、配信停止方法を確認した
- 公開後の勤務先・リンク先の更新を、自分で続けられる
最初の一歩は、気になる一人のプロフィールを読んでみる
お客様として使うなら、行きたい地域や好きなワインをキーワードにして、まずは一人のプロフィールを読んでみてください。経歴やメッセージの中に、訪ねてみたい理由が見つかったら、勤務先の最新情報へ進みます。
掲載する立場なら、「今どこで働いているか」「何を大切にしているか」「どんな方に会いたいか」を、自分の言葉で短く書き出してみましょう。資格や経験を誇張せず、現在の仕事を正しく伝える材料がそろえば、登録前の準備が進みます。
人を知ることがお店を知るきっかけになり、そのお店での一杯が次の関心につながる。日本ソムリエ図鑑は、その出会いの入口として紹介できるサービスです。概要は公式HP内のプロジェクト紹介にもまとめています。
出典・確認した情報
- 日本ソムリエ図鑑:トップページ(コンセプト・楽しみ方)確認日:
- 日本ソムリエ図鑑:ソムリエ一覧・検索(検索条件・プロフィールへの導線)確認日:
- 日本ソムリエ図鑑:掲載登録(対象・公開手順・公開項目・案内メール)確認日:
- 日本ソムリエ図鑑:利用規約・掲載ガイドライン(料金・資格の自己申告・承認・店舗情報)確認日:
- 日本ソムリエ図鑑:プライバシーポリシー(プロフィールと写真の公開範囲)確認日:
文例・図解は説明用の作例です。制度・機能・受付状況は変更される場合があります。利用前にリンク先の最新情報をご確認ください。



