Sho Yamazaki

アンケート

バー・スナックのQRアンケート:質問例と回答しやすい案内方法

小規模飲食店のQRアンケートで何を聞くか。接客や再来店のきっかけに活かせる質問例、回答の案内、顧客情報と配信同意の扱いを整理します。

飲食店アンケートで何を聞くか:回答しやすい質問と現場運用

個人経営のバーやスナックでQRアンケートを使うときも、接客の邪魔にならず、お客様の意見を次の営業へ活かせる設計が大切です。アンケートを置いても回答が集まらない。集まっても、何を直すべきか分からない。小規模店のアンケートは、質問を増やすより「回答を見たら何を変えるか」を決めるところから始めましょう。この記事では、短く答えられる質問と、接客を妨げにくい運用を紹介します。

最初に、知りたいことをひとつ決める

来店のきっかけを知りたいのか、メニューの分かりにくさを直したいのか、接客で困ったことを知りたいのか。目的によって聞く内容は変わります。最初は、今のお店で改善できる課題に絞ります。

「店全体の満足度」は傾向を見る入口になりますが、それだけでは実行することが決まりません。具体的な場面や、その理由を聞ける質問と組み合わせると、次の作業につなげやすくなります。

回答が少ない段階で「お客様全体がそう思っている」と一般化しないことも大切です。回答してくれた方の意見として受け止め、接客中の観察と合わせて考えてください。

質問を作る時の、短い手順

  1. 回答後にできる行動を書く

    例えば「来店のきっかけが分かったら、店舗案内を置く場所を見直す」。変えられる行動が浮かばない質問は、今は外します。

  2. 一つの質問で、一つだけ聞く

    「料理と接客は良かったですか?」では、どちらへの回答か分かりません。必要な項目だけを分け、良かったという答えを誘う聞き方も避けます。

  3. 選べない方の回答先を用意する

    選択式には「その他」「覚えていない」「回答しない」などを目的に応じて設けます。自由記述は任意にして、書けないと送信できない状態を避けます。

  4. 自分のスマートフォンで回答してみる

    文字の大きさ、押しやすさ、入力項目、送信後の案内を確認します。「約1分」などの所要時間を表示するなら、実際に計ってから記載してください。

小さなお店で使える質問の作例

以下は一般的な紙・フォーム用の作例です。現在の目的に合う質問だけを選んでください。

回答から次の行動を決める質問例
質問回答例見直せること
当店を何で知りましたか?店頭/知人の紹介/SNS/検索・地図/その他/覚えていない店舗案内を置く場所
本日、良かったと感じたことは何ですか?お酒・料理/接客/雰囲気/過ごしやすさ/その他/特になし続けたいサービス
分かりにくかったことや、困ったことはありましたか?任意の自由記述メニューや案内の改善

来店回数を知る必要がある場合は、「初めて/2回目以降/回答しない」のような質問を追加できます。単に増やせるからという理由で、住所や生年月日まで求めないでください。

アンケートの案内文

よろしければ、お店づくりの参考にご意見をお聞かせください。回答は任意です。気になったことも、そのままお書きいただけます。

率直な意見を聞くアンケートと、公開レビューの依頼は目的が異なります。店への回答を勝手に公開せず、公開レビューを依頼する場合は利用する媒体のルールを確認してください。

会計を止めずに案内し、回答からひとつ直す

店内QRには「お店へのご意見はこちら」と用途を表示します。会計時にひと言案内し、お客様が帰り際や後から選べる形にします。回答画面を店員に見せることを求めると、率直に書きづらくなる場合があります。

回収した回答は、できたことと困りごとを分けて読みます。急ぐ問題には早く対応し、通常の改善は「直すこと」「担当」「次に確認するタイミング」をひとつ記録します。質問を増やす前に、今の回答で改善できたことがあるかを確認してください。

連絡先を取得する場合は、その手前で利用目的を説明します。店舗改善用の意見と、メールでの案内を希望するかどうかを、読み手が区別できるようにしてください。

顧客登録にも使いたい時は、TSUGIVOの条件を確認する

TSUGIVOは、QRからお客様自身が入力した回答を顧客情報と一緒に整理する選択肢です。店舗側では質問やメールの文面・設定を確認します。QRを設置しただけで、回答していない人の情報が集まるものではありません。

現在の公開アンケートは、同意確認を伴う顧客登録用の導線です。匿名の意見や、配信登録を希望しない方の回答も集めたい場合は、別の紙アンケートなどを用意してください。一般的なアンケート設計と、TSUGIVOで現在できることを分けて判断する必要があります。

設置前に確認すること

  • 回答を見て改善することを決めた
  • 一つの質問で複数のことを聞いていない
  • 選択肢から選べない方の回答先がある
  • 自由記述と回答自体を任意にした
  • 連絡先の利用目的と配信同意を説明した
  • 匿名の意見と顧客登録の導線を区別した
  • 自分のスマートフォンで最後まで操作した

次にできること

ひとつ、営業に取り入れてみる。

今困っていることをひとつ選び、その改善に必要な質問だけを紙に書いてみてください。集まった情報を無理なく管理する方法は、顧客管理の記事で整理できます。

出典・確認した情報

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